有澤いつき

 イベントより失礼します。あくまで個人の意見ということ、また感想じみてしまうことをご容赦ください。  綺麗にまとめられた、雰囲気のある小説だなというのが第一印象です。人間の心の機微が主人公の一人称ながらよく伝わってきて、少し物悲しさをはらみながらもいい話、でまとめられていると感じます。  今の状態からとやかく言うこともないのかもしれませんが、褒め殺しは作者様のためにならないので。  場面の取捨選択が、短編だと求められると思います。老画家との出会いは意外にもというかあっさりしていて、その後に字数を割いている印象です。個人的な所感になり恐縮ですが、松原一弥との邂逅は後の展開を考えるともう少し削れた気もします。それよりかは、老画家や想い人、彼らの関係の推測に充てても良いかと思いました。  以上です。粗探しになり恐縮ですが、非常に美しいお話でした。これからも頑張ってください。
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レビューありがとうございます。 伝言板にも書きましたが、今回レビューをお願いしました本作は少し古いもので、けれどなかなか振り返る機会がないまま今に至ったため、今回いい機会をいただきまして、そのことについても感謝しております。 さて、実は本作、構想段階ではもう少し視点の彼女と松原一弥の恋愛的要素を入れる予定でした。それに伴い、二人の会話ももっと多く入れる予定だったのですが、両方とも字数制限のため省いて省いてを繰り返し、結果このような形に収まったという裏話がありました。そして今回、有澤さんにいただきましたレビューを拝見し、このことを原因とする(もしかしたらこれだけが原因ではないかもしれませんが
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松原一弥さんとのやり取りが短編の割りに詳しく綴られていたので、もしや後半にガッツリ関わるのでは!? と思ったら最後にちょろっと出ただけで「あれ?」とは感じました。元々の構想の名残でしょう。 制約された文字数のなかで全部詰め込むのは難儀します。ですが、haori様であれば今後より素敵なお話を産み出せると思いますので、是非挑戦して頂きたいと思います。 素敵なお話を読ませて頂き、こちらこそありがとうございました。
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