藤白 圭

百人斬イベントへの友情参加。 ありがとうございます! 読了致しましたので、早速レビューさせて頂きます。 見えないだけが透明人間ではない。 自分を死者だと思い込んでいる。それが問題だ。 冒頭では、このような哲学的なイメージが脳に焼き付けられたのですが、それから進んでいくストーリーは、やはり、独創性溢れる丹一ワールド。 安らかな死へと導く謎めいた主人公。 そして、自らの死を受け入れる子供。 切なくも温かく。 哀しくも柔らかく……そして残酷でもある作品。 死番師の意味が解き明かされた時。 ようやく一つの魂だけでなく、もう一つの後悔と狂気に満ちた魂までもが救われたような気がしました。 ですが。 丹一様は、「辛口」をご所望。 いえね。 私なんかが辛口なんてね。 丹一さんに対して、おこがましいんですよ。 ですが、私個人的な見解として少々気になった点。 「レゾンデートル」=存在価値 この部分では、最初のとっかかり。 主人公に対しては、それとなく触れていたような気がします。 ですが。 レゾンデートルとは、自身が信じる生きる理由。自分自身が思う存在価値であり、主人公が「あっちの世界」にいきたいと思っている時点で、この世界に生きる理由が薄れてしまう。 彼女自身が生きていると思っているわけでも、生きたいと思っているわけでもない。 それどころか、浮かばれない「死者」であるとなると、このレゾンデートルの意味が薄くなってしまうような気が致しましたし、冒頭部分、せっかく精神科医が出てきている意味合いが薄くなってしまうような気がいたしました。 正直、これは長編として、冒頭部分を活かし、「浮かばれない死者」だと思い込んでいる主人公が自身の生きる理由・価値を見出していく。 そんなストーリーの方が、タイトルも冒頭も活かされるかと思いました。 また、少女が自分の死というものや、主人公の「役割」に対して、あまりにも簡単に理解してしまうのも、腑に落ちませんでした。 5歳児がそんなに簡単に受け入れ、また、他人を気遣えるか。 その点がモヤモヤっと致しました。 もう本当に、粗さがし万歳のようなコメントになってしまいましたが、私個人の意見として、「この話しは短編では勿体ない」というのが結論です。 それだけ深いテーマを持っている作品。 是非、シリーズ化。 もしくは長編として読みたいです。
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快紗瑠さん、こんにちは(ΦωΦ) 素敵なレビューありがとうございます。 誠にモットモな意見です。 いえねぇ、この助死師というネタは短編にするにはモッタイナイオバケなんですよ。 それこそ長編に相応しいテーマなのだと思っています(自覚アリ) 如何せん作者がズボラな性分で、読者が初見で読むのは7Pまでだと思っているので、 丹一マッシグラで書いてしまったので御座います。 いずれにせよ、助死師はリベンジで書くテーマなので、快紗瑠さんのレビューを参考に次に繋げますね(._.)オジギ
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ちょりちょりちょりっす! 丹一さん。 でーすーよーねー! これは、まじで長編向きですよ。 しかも、これ。 ぶっちゃけ……2016年、公式イベ(ホラー)でイケそうな予感!! なので、マジクソ頑張って書き上げて欲しいっす! いいなぁ、その文章力。 欲しいなぁ。 くれよぉ~。 くれよぉ~。←最近、色々とやること多すぎて煮詰まっているらしい。
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