清瀬 美月

ある寒い朝の、日常のひとコマ。 時は同じペースで刻まれていくのに、思考は目まぐるしく交差したりストンと落ちてしまったり。 歌集、リネン地のブックカバー、いかるの鳴き声、2サイクルエンジンの喘息ぎみの排気音など、ものへ描写が丁寧で、当たり前に流れていく日常の大切さを感じました。 ゆっくりと動き出していく一日の始まり。 情景が思い浮かび、白く吐き出す息すら見えてきそうで。 それを映像で見ているかのようで、私はどこか爽やかな作品に思いました。
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丁寧なコメントをありがとうございます。 とても嬉しいです。
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