ことは りこ

私が感じたままの想いを文字に変えたレビューとなります。m(_ _)m まず面白いと思ったのは登場人物を人間ではなくお花で表現したところ。 重いテーマですがお花をそのまま主役にしたことですんなりと読めて童話らしくなっているなぁと思いました。 お花の世界では薔薇はやっぱりお姫様。 確かにそんなイメージは強いですよね。 そしてカスミソウは引き立て役。 でもなんだろう……少し違和感があったのはカスミソウかな。 カスミソウはお友達? でも甲斐甲斐しく世話を焼くなら侍女かしら……とか。笑 あまりどうでもいいところでなんだか気になっちゃって。(^^;; あえて読む側の捉え方に任せているのでしょうか。(^ ^) 素直になれない薔薇姫ですが、最後はカスミソウが大切な存在だと気付く。 けれど死を選んでしまう……(>_<) カスミソウに対して薔薇姫はようやく素直になれたけど、わがままな自分を変えることはできなかった。 一方のカスミソウも、本当に薔薇姫のことを思っているなら、なぜ優しい言葉だけでなく、注意したり厳しさなども与えてあげなかったのかな、と思ったり。 薔薇とカスミソウには弱さしかなかったように思えました。 ラスト…… なんだかちょっと百合っぽい耽美な妄想をしてしまった私です。 \(//∇//)\ いろいろと考えさせられる童話でした。
2件・1件
りこちゃん、レビューありがとうございます。 そうですねぇ、カスミソウの立ち位置は、お友達なのですが。 少し分かりにくいかもしれないですね。 多分、そこが「共依存」の分かりにくいところなのだと思います。 カスミソウは、かいがいしくバラのお世話をすることで、バラに必要とされることに依存をしている状態なのです。 ひっくり返せば、カスミソウは、「必要とされているということ」に意味を見出してるのであって、割と世話を焼くことに関してはどうでもいいんです。 世話をすると感謝されるから、嬉しい。嬉しいから世話を焼く。 ただそれだけのことなんですが、多分「???」と思う方もいらっしゃるのではないかと思い
1件

/1ページ

1件