鴇雨ユキ

 ではまず出だしの点から評価させて頂きます。  序盤で読者を引き込みたいという意気込みを感じる事は出来ますが、凝り過ぎて若干読み辛いです。そして後にも詳しく書きますが、後から読み直すとこの出だしの1ページだけ浮いて見えます。そこからは大体ちゃんと書けているのでそれに合わせてそのページを修正する事をオススメします。  後読み進めて感じたのは、時々出て来る文章の統一感の無さです。恐らくキャラクターの視点によって変化をもたらそうとしているのでしょうが、三人称で書くならそこに変化は必要無いです。とはいえ、これは修正すると多分今後の読者が減ると思うのでオススメしないです。ですが、文章を統一した方が小説としての完成度は上がるという事は一応覚えておいて欲しいです。  最後に、物語に引き込まれたどうかですが、ストーリーとキャラクターだけで見れば引かれるものはありました。なのでコンセプト自体は良く出来ていたので、後は上記に上げた点など細かい点を修正していけば非常に完成度が高いものになると思いますので、どうか努力を弛まぬように。  以後、質問は何でも受け付けているので聞きたい事があったら何でも聞いてください。  最後に、依頼があってからレビューをするのに時間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。
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レビューありがとうございました。 ご指摘はとても具体的で、かつ的を射ていて。自分の弱点、のようなものを再確認することができました。 なにより、このレビューから私の作品を丁寧に読んで下さっているのが伝わってきて、素直にとても嬉しいです。 書き出しについての指摘には、以前とある作家さんに“君の書き出しは、合コンでうんちくを披露したがる非モテの苦学生のようだ”と言われたのを思い出しました(笑)。 どこかで“名作は最初の一行から非常に優れているものが多い”というのを目にしてから、なにかと出だしに凝り過ぎるようになってしまったみたいです。 今回またしてもそこを指摘されたので、出だしへ
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 これからの期待を込めて、幾つかアドバイスしておきますね。  良く出来た出だしというのは、書き方が凝っている以前にその出だしだけで読者にテーマを伝えるというのが第一条件なんです。だから、出だしを改善したいとあればまず自分が作品を通して読者に伝えたい事をハッキリさせて、それを読者に伝える事が第一歩です。  そしてもう一つは小説を書く上で決して焦らない事です。努力するのは素晴らしいですが、だからといって焦って書いた所で小説の書き方は上手くはならないんです。  確かに書く上で苦手な部分もあるでしょうが、そういう所程丁寧に書けば小説としての完成度はずっと上がります。今書いている小説より、次書いてい

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