【コメント】 - 小説投稿エブリスタ

海わたる隻腕の少年についての覚え書き

一本の映画を観終わったような、長いサーガを炉辺で聴き終えたような、読み終わった時フッと夢から覚めたような心地になるロマンと冒険に溢れた物語でした。レビューにいろいろ書こうかと言葉を選んでみようと思いましたがやめます。多分のこの物語は先入観なくふらりと入った映画館に座って映像にくぎ付けになるようにページをめくってその世界に入って行った方が楽しめる。それぞれの生き方からの選択、出会い、離別、喜び、楽しみ、悲しみ、愛、そして少年期から青年期への人として部族としてこの星に生きる生き物としての成長。いろんな煌めきが読んでいく上でのエピソードに込められてると思います。そして描写が美しく、人の心の動きがこのページ数なのにきめ細かです。一緒に泳いだり集落に行ってみたかった。読み終わって、ホッと「面白かったあ」で余韻を感じられる物語だと思います。

・1件・1件

ゴトウユカコ 3/22 22:24

まさりみかさん改めてレビューありがとうございます！しかも文頭の、「一本の映画?」「長いサーガを?」とは、なんて素敵な褒め言葉でしょうか。そんな風に言われて舞い上がらない書き手はいないと思います、本当に。「それぞれの生き方?」は、今回の公募のテーマでもあり、外せない部分でした。だから伝わっていたと思ってホッとしました。しかも私は自分の弱点が、人の心の動きだと思っています。なので、きめ細かだと言っていただけたのは、すごく励みになりました。（でもまだまだ心の機微をきちんと描いていけていない気もするので、精進と人生経験を積んでいくしかないのですが笑）本当に、私にはもったいないレ

・1件