Satori

『卒業』をテーマにした作品として考えたとき、この決別は前向きな卒業として捉えるべきなんだろうけれど、だからこそこの物語は切ない。 詩的な描写が美しく、ともすればその行為までもが幻想的に感じる。切なさの中に春の優しい彩りが添えられた、美森さんらしい作品。独特な空気感がとても素敵です。 ひとつ気になったのが、タイトルの「ヒーロー」たるゆえん。雰囲気を壊すまいとして敢えて書かなかったのだと思いますが、作品に対してとても強い言葉なので、そのエピソードを少し見たかったなと思いました。
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Satoriさん、『さよならヒーロー』にレビューをありがとうございました。 今回は、私が言う『雰囲気小説』独特の空気感を演出するために、あえてスマホで直にサイトに書き込む方法を取ってみました。楽しんでいただけたようで良かったです。 さて、タイトルの『ヒーロー』ですが。 今回私は、相手役の蓮という男性を、一見、草食系で弱っちい(だけど懐は深い)男性として描きました。さとみ目線の描写で彼の風貌、仕草、佇まいを描き、また二人の会話を通してそれを描いたつもりです。 反して、ヒロインのさとみは、結果として恋愛よりも仕事を選ぶ、蓮と出逢うまでは、恋人にも素直に甘えることのできない、頑なな女性とし
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ごめんね;なんか抽象的な書きかたして。 うんうん。 二人の性格や成り行きや選んだ道(さとみが蓮の優しさを汲んで選択するラストなどからも)みもりんがコメで書いてることは雰囲気小説ながらも、もちろん全部伝わってます。 描写の達人ですし、雰囲気小説に関してはもうみもりんのジャンルじゃないですか(笑) そそ、だから気になったのよ。 『周りはああいうけど、でも私にとって蓮はたった一人のヒーローだったんだよ』っていう気持ちがどこから来るものなのか。 要は、彼女にとっての蓮のどの部分がヒーローだったのかなって。 それが優しさなら、そういったものを匂わせる一文が有りそうだし、仕事だとしたら、今度は性格と
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