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たとえば、これが恋だとして
つばさ
2016/4/20 6:19
もう、社内恋愛はしない。 まして年下なんて、相手にしないと誓ったはずだったのに…。 年下同僚との社内恋愛で傷つき、恋に臆病になっていた祥子のもとに舞い降りた年下イケメン。 一見爽やかでもなぜか強引。 この人は私をどうしたいの…。 失った恋を引きづり、恋愛したいけれどもう傷つくのは嫌だと心が警戒する。 相手に本気にならなければいい、でもこの感情は…。 32歳、結婚を本気で考えている祥子の微妙な立ち位置。 結婚相手は誠実であればいい。 でも、本当は心のままに恋をしたい。 この恋は本物?、また裏切られたら…。 アラサー女子の本音ですね。 本当はまだまだ本気の恋がしたい。 でも、恋だ愛だと浮かれているほど若くはない。 真剣に結婚を考えてくれる相手と付き合いたい。 年下相手で相手が自分に本気なのか、 信じたいけれど不安に苛まれる。 そんな32歳ならではの微妙な女心。 上手く表現されています。 失恋の後遺症から意地っ張りで素直になれない祥子にとって年下の新井君は 恋心をくすぐる絶好の相手ですが、迷うし不安になるんですよね。 恋が育っていく過程の二人の間の些細なやりとり、勘違いのエピソードなど 起承転結も簡潔にまとめてありいいなと思います。 恋はいくつになってもできるもの、 ただし失恋は年をとるほどきついんですよね。 だから、年をとると恋をしなくなるんです…。 恋の甘さやドキドキ感より、失った後のダメージの方が大きいと知っているから…。 恋と結婚に悩むアラサー女子、 結婚を意識せずに心のままに恋をしてみたい。 傷つくことを恐れずに相手に真っ直ぐにぶつかってみたい。 そんな女性への応援歌ともいえる物語です。 新井っちがちゃんと『祥子』と名前呼びしてくれてよかったですね。 素敵な作品をありがとうございました。
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