絢川るな

知らない街を歩いて偶然画廊を見つけた時、そこにリクの絵が飾られているような気がして、思わず足を止めました。 少し不機嫌な表情で遠くを見つめるリクや 煉瓦の歩道を颯爽と歩く頼もしい長谷川の姿 忙しく仕事をこなしながらもリクを案じ続ける玉城… 街角でふと彼等とすれ違ったような錯覚を起こすくらい、この物語は私の心に浸透しています。 幼い頃心と身体に傷を負い、特殊な者達の力に揺さぶられながら生きるリク。 玉城と長谷川の思いがリクを守ってくれると信じながらも 通り魔事件 突然現れた秋山 誘拐された男の子…と予測不可能な展開に、益々目が離せなくなりました。 傷ついた野生の鳥がいつの間にか何処かへ飛び立ってしまわないように、息を潜めて見守っていきたいと思います。
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絢川るなさん、『RIKU』に素敵なレビューをありがとうございました! 第5章だけでなく、るなさんのレビューはこのシリーズ全体を含めてくださっているようで、本当に感激です。 私が「こんな風に感じてほしいな」とおもう部分、感覚を、余すところなく受け取ってくださった気がして、泣けてくるほどうれしいです。 登場人物たちを気に入ってもらえないと始まらないシリーズものですので、彼ら3人を理解してくださったことが、何よりうれしいです。 この第5章と、次回の第6章は続き物となっています。 最終章である第6章はきっと、今までよりもはるかに彼らの絆を感じられる内容になるはずです。 ゆっくり更新で申し訳ないの

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