藤白 圭

出張でたまに乗るくらいしかない京急線。 時間に追われて、中々景色を楽しむ余裕がないものの、この物語を読んで、自分も京急線に乗って車窓から景色を見ているかのような感覚を受けました。 優しいけれど、夢と言っては朧気な頼りなさを持っていた彼が、電車の中での縁によって、運命の歯車が回りだす。 赤色の車体が赤い糸となってくれたようで、なんとも、ほっこりさせて頂きました。 登場人物達も、皆が穏やかで優しく。 ハートフルな物語。 素敵な作品をありがとうございます。
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