雛姫

読みながら浮かんだのは『表裏一体』 主人公は『運が悪い』とも言えるし、『運が良い』とも言える。 起こった出来事をどう捉えるかで、こんなにも見方は変わるのだな……なんて改めて思わせられた。 そして主人公の内面は危うい。 彼の言動は前向きで明るく聞こえるのに、内面に渦巻いているものは破滅への道筋しか見えない。 たった5ページの短編で、こういった作品を書き上げてしまう作者には脱帽です。 素敵な作品有難う御座いました。
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雛姫様、作品の閲覧とレビュー、ありがとうございます(・ω・)ノ 物事って、何処を見て判断するか、その部分で見方が全然違ったりとかしますよね。 主人公が幼い頃に最初に体験した出来事なんかは、その出来事だけ見れば不運なのに、彼はどんどん危うい思考に転がっていっちゃって。 彼は後ろ向きに明るいタイプなんでしょうね。 実在したらだいぶ厄介だと思います。 何より周りは気が気じゃないですよね…… この短いお話に付き合ってくださって、本当にありがとうございましたっ。
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雪翅さん、おはようございます。 遅いお返事でごめんなさい! やっと仕事が一段落ついたので、途中まで読んでたのを読み返したりしだしました。 そんなわけで今頃いくつかの短編に気付き、1つ読ませて頂いた感じです。 怒られそうなんですがこの短編を読んでる時、アルバート・フィッシュを思い出したんですよ。 電子処刑椅子に座ることを「わくわくする」と語った彼がふと浮かんで。 (猟奇殺人者なんか出してごめんなさい) 主人公は開けてはいけない扉を開けてしまったような、破滅の見える所に潜む快楽に魅せらて手を伸ばしてるような……。 うまく言えませんが、やはり雪翅さんの書く作品が好きだなと改めて思ったり。
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