ひいろ あき

完結おめでとうございます! 本当に春風のように柔らかく、でも少し冬の空気を残したような作品でした。 桜の花びらが舞う窓の外へとシーナがふわりと飛び出した瞬間、 「あああ~! 行かないでえええ!」 と叫んでしまったほどです。 全年齢向けとのことで二人が交わし合うシーンはさらりとしたものでしたが、この作品にはそれで十分に伝わりました。 とにかくシーナが可愛らしい! イケメン外人に小首をかしげて「水浴び」なんて言われるとクラリと目眩がしそうでした。 実は彼の愛の歌も聞いてみたかったです♪ 私も今までに犬、小鳥、うさぎ、ハムスターなどを飼ってきましたが、果たして彼らに十分な愛情を注いでいたかと問われると甚だ疑問です。 小さな頃は、ただ単に彼らの可愛らしさだけを手に入れたくて命の重みなんて気にも止めなかったように思います。 こんな奇跡は誰にでも起こるわけでは無いのでしょう。 春樹がシーナをただのペットではなく自分の心を素直に晒せる相手として、シーナも純粋に春樹を求めたからこそ神様から短い時間でも再び出会えるチャンスをいただけたのですね。 私は二度とシーナは春樹の前には現れないと思いました。 彼は春樹に自分の想いを伝えて、そしてこれからの道行きまでも示したから。 次に出会えるとしたら、新しい命として春樹の前に現れてほしいな。 それはまたオカメインコかもしれないし、犬か猫か、もしかしたら人として生まれ変わっているかも知れませんね。 小さな命と過ごしたことのある方にぜひ読んでいただきたい作品です! 次の作品は長編とのこと、楽しみにしています!
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ひいろ あきさん、素敵なレビュー、ありがとうございます。 春らしいやさしくハッピーな作品にしたく、ねらいどおりくみとっていただけて嬉しいです。 シーナ、可愛かったですか、よかった~。 あの子はどこまで天然でいくのか、かなり悩みました。 私も過去に小鳥を飼っていましたが、誠実な飼い主だったかと問われると、自信がありません。 僭越ではありますが、本作がそんな彼らの可愛らしさ、いとおしさをかえりみるきっかけになれたら嬉しく思います。 ひいろさんのお話をきいて、本当にそう思いました。シーナは今生はもう生ききってますよね。次はちゃんと、実体のある命に生まれ変わってほしいな、としみじみ思いま

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