雪翅

遅くなってしまいましたが、完結おめでとうございます(・ω・)ノ ほどよい“和”の情景が好みだったこともあって、この作品も、一度読み終えてから、また何度も読み返してしまいました。そして、何度も泣きました。 龍之介という存在が、とにかく印象的でした。 月のように儚げなようでありながら、彼は誰よりも強い人だったような気がして。客観的には不幸にも見えるのに、「幸せだった」という言葉に偽りがないのが解ってしまう。それがどうしようもなく切なかった。 石垣を越えたあとの彼のセリフには、ものすごく悲しくなりました。あんなこと、言わないでほしかった。 でもあれも本心から思ってることなんだろうな…… 芙生が金平糖を通して想いを伝えるところがよかっただけに、その後の二人のやり取りを読むのがひたすら辛かったです。心がひりひりしました。 でも、やっぱり幸せだったんでしょうね。人は、誰かの中に、自分の存在を見つけたいと思うものでしょうから。 それが、「私」と「あなた」の概念の根本なのかもしれませんね。 素敵な物語をありがとうございましたっ(・ω・)ノ
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もう書いたこともお忘れになっているやもしれませんが、素敵な感想を下さってありがとうございます…! この話が初めて思い浮かんだのはとても昔のことで、たしかふきちゃんが龍之介を靜さんと間違えるという二人の出会いの場面でした。 わたしはころころと登場人物の性格や設定が初めの思いつきと変わってしまう方なのですが、龍之介もふきちゃんも靜さんも、長い間頭の中にいたのに、そこからちっとも変わらないキャラクターだったので、珍しいなあと思っています。 本当はもっとずっと長い話をダイジェスト版のように書いてしまったので、いつか彼らの発した言葉や取った行動の意味を、もっと深く書くことができたらいいなと雪翅さんに
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古果ネリ様、こんにちは(・ω・)ノ こちらこそ、お返事ありがとうございます~ なるほど~ 読者目線でも、登場人物達はぶれない印象がありました。龍之介の場合、そういう部分が却って儚さを引き立てていていいなと思ってて。 やっぱりその分、あの別れが辛かったわけですが(つд;) ラストは柔らかい空気感で閉められましたが、靜さんにはしばらく片想いのままでいてほしいな、なんて思ったり←コラ もちろん、ふきさんには幸せになってほしいけど。 あ、そうなんですよっ。「アマネ・クライネ・ナオムジーク」も何回も読み返してしまって……だって面白くて! 最近は佐伯に感情移入することが多かったりします。私も努

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