Satori

不穏な出だしから始まるシリーズ第5章。 前章からの苦しみを引きずり、不安定な中で人を助けようとする姿はタイトル通り。 秋山の心の中にある依存心、狂気の描き方が上手いだけに、彼がリクと関わるシーンは読んでいてひやひやさせられる。 核となる事件が物語と間接的に絡んでゆき、秋山を通して心の中にある問題に向き合わされるリクの姿を見ていると……、 「なぜたまがいない!!」 となるのですが(笑) もちろんたまちゃんよりも頼りになる長谷川が側にいるんだけど、それでもやっぱりリクの心が自然と縋ろうとするのがたまちゃん。 たま&リクのコンビが好きな読者には少し寂しいのですが、このあたりは次章でたっぷりと見られるのかなと。 ここまで読んできて、リクの抱える様々なものが見えてくるのですが、私はやはり彼の心を救う決定的な何かが起こるのを心待ちにして、この小説を追っているのだと思う。 そういえば、ここにきて初めて「リク」の漢字がわかるんだけど、ほんともうぴったりすぎるくらい美しい名前で驚きました。 続きも楽しみにしてますよ~☆
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Satoriさん、5にも温かいレビュー、本当にありがとうございます(;_;) なんだかもう、5は、鬱陶しい秋山ばっかりが幅を利かせてしまった章になっちゃった感があります(笑) 書きながら作者も玉城を求めて止まなかったんですが、Satoriさんも同じ気持ちなのが、うれしい^^ 5は、ただひたすら秋山の狂気と接するリクの危なさ加減を楽しんでもらえたらいいかなと思ったのと、 長谷川がしっかりサポートしてくれてるにもかかわらず、やっぱりリクは玉城の帰国を心待ちにしてるという部分を描きたかったんです。 どっちもSatoriさんに伝わってうれしいです。 でも、玉城がいたって結局役には立たないんですけ
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