丹一

これは生命の物語です。 最終戦争でほとんどの人類が死滅した近未来。 その荒廃した大地に一人の老人と、一羽の白鳥が心通わせる光景が愛おしいです。 私は一人と一羽が綴る物語を、離れた視点から眺めていました。 それは現在から物語を俯瞰したものですが、同時に死者の視点だったかもしれません。 言葉を掛けたいけれど、どのような言葉も届かない疎外感。 それでも哀しい曲の調べは流れて、物語にも終曲が荘厳に奏でられて止みます。 その神々しくも美しい光景が、いまも眼の前にあります。 それでも、私の手は触れられません。 そんな儚い余韻に、浸っています。 これは生命の物語であり、作者の心の調べでもあるのですね。
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丹ネコさん。 いつもながら、きれいで、うっとりするようなレビューありがとうございます(*^^*) そうだ!SFを書こう! と、急に思い立って書いたのですけど… やっぱり、難しいです… まだまだ勉強不足ですね^^; でも、こうやって、丹ネコさんに素敵なレビューをいただけたので、自分は、それでもう幸せな気持ちです!
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SFと聞いて素っ飛んできました! SFを読んで育ったので、今でも自分の書くものはSFだと思っていますから。 それにしても、ほとほとあめさんワールドですね。 酔わせてください、もう少し~♪です(ΦωΦ)
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