うたうもの

一粒の雨粒がうねるような生命の流転の波間に揉まれ、陽光に温められて空気と交じり天へと上り、一粒の空の涙となって光と虹の滑り台を滑り下りながら山野の隙間に滴り落ち、生命の流れに従って大河を下りながら愛というものを知り、やがて再び生命の源の母なる海の中の一粒の雨粒として転生し空へと帰る…。 そうやって悠久の時を循環してきた壮大な雨の物語を、優しくも厳かな語りに乗せて言い伝える姿と文字は美しく、まるで桃源郷にでも迷い込んだかのような錯覚に襲われました(笑) 綺麗な雨の世界の物語に入り込めてとても満足です(^_^)
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うたさん。 レビューありがとうございます。 雨の物語は壮大ですよね。降っている時しか雨自体を感じられないのに、実は、いつもどこにだって存在している。 同じように感じていただけて、とても嬉しいです。 花
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ほんと、雨は世界中のどこかで降っていて、世界のどこかでは必ず虹が出ているんだなあと思うとロマンを感じますね! 人間だけの都合の良いように降りはしないですが、そうやって生命のサイクルは成り立っているんだなあと思います。 ただ、もう少しダムに水がたまってほしい…(^_^;)
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