清瀬 美月

最初の『雫』から窓香ワールドに惹き込まれ、そしてワクワクと心が躍りましたよ。 そんな可愛らしい声が聞こえてくるのなら、遠くから望遠レンズで覗いていたいなって思った『雫』 『霓』では、一瞬の逢瀬の眩惑よ、とあるように、どちらかが消えてしまう頃にどちらかが輝き出すのかなと思って切なくなりました。 検索してみたら重なることも稀にあるらしく、それは神様からのプレゼントなのかな、なんて嬉しくなったり。 『霎』は強がりな女性の切ない心を、『霸』では制した世界に見えた孤独を、『霊』では何だか前世からの繋がりを感じて。 たくさんの雨冠(あめかんむりって美しい言葉ですね)が随所に散らばり、知らなかった漢字がたくさんあったのですが、ひとつひとつの成り立ちを見ることができて、そういった意味でもとても楽しめました。 あとがきで窓香さんは謙遜されていましたが、窓香さんの世界観はいつもいつも私好みなんですよね。 もしかしたらちょっと違いますよって解釈もあるのかもしれませんが、きっと好きに読んでいいですよって仰ってくださりそうで、今回の作品も楽しく読ませていただきました。 窓香さん、今回もまた女詩会に参加してくださり感謝の気持ちでいっぱいです。 素敵な作品をありがとうございました。

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