けい

深とした中にも凛とした空気感漂うお話でした。 おやじに話しかけているようで、そこにおやじはいない。 聞く者のないこの語りを聞いて、見て、いるのは誰だろう。 月。空気。そして自身。読者? 月明かりとは意外に明るいもの。手酌をする動作が見えるようです。 そして、自分にしか聞こえない水音。味。痛み。 ここで心を放つことによって、また前を向いて行くのであろう主人公の気が伝わってきました。 杯を波立たせる淡い風としておやじはそこにいたのかもしれない、そんな余韻も残りました。
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けいさん(゜ロ゜;ノ)ノ 読んで貰えただけでも嬉しいのに……まさかのまさか! 本編よりも詩的で美しい崇高なるレビューをくださるなんて!! 嬉しすぎます! なんだか、本編と共に、このレビューを読んで貰えたら、更なる深みと余韻を感じてもらえるのでは?と思うほど、素敵な言葉の数々。 本当にありがとうございます!
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