藤白 圭

は必然。 赤い糸伝説というものがあるけれど、実際に絡み付くのは赤だけでなく、白い糸も黒い糸も黄色い糸も。 種々様々な糸が絡み合い、そして、人の心の深層へと入り込み、謎の真相へと迫っていく。 描写力と読ませる力も去ることながら、この複雑な時系列を上手く利用した世界観が見事! ところどころに含ませた違和感こそが、その時系列を示唆するもの。 全ての「時」がパズルのように合わさったとき。 あぁ。 タイトル通り。 人間というものは、脳が発達したからこそ、自らの存在意義を見いだしたくなり、それ故に……と、思ったりもしました。 しっかし。 サトミッチさんの作品は、他の作品との繋がりもあり、読んでいて本当に面白い! 最後の余韻から……また、新たなる作品への伏線か!!と密かに期待してます!
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