Satori

シリーズついに完結。 最後まで読ませていただきありがとうございました。いやあ、わがままは言ってみるものです。 人は、人と接することで影響を受けながら少しずつ変わって行くんだね。 リクが玉ちゃんと会わなかったら、リク、長谷川間の関係は成り立たなかっただろうし、玉ちゃん、長谷川間の関係だって存在し得ない。相互作用のある不思議な三角関係が面白かった。 キャラクターの心の動きを丁寧に追ったストーリー展開だと思いました。 『自由な鳥』リクにとって、人との繋がりは枷であったはずなのに、ふと心の中に踏み込んできた玉城の存在に縋るようになり、自分の中で長年守っていたものを徐々に手放していく。 心の葛藤はそのままリクの行動となり、閉じ込めていたある種の弱さをコントロールできずにもがくけれど、それが変化への一歩だったのかもしれない。 一度知ってしまった愛情を投げ出そうと覚悟し、でもどんなに気丈に振舞っても、自分自身は昔と同じようには戻れない。最終章で見られる赤裸々な感情は痛々しくも感じたけれど必要なものでもあったように思う。 過去に得られなかったもの、自ら手放したものはもう戻らないものなのか。 ……どうやら、それは形を変えてまたその人に戻るもののようである。 (もしかしたら、二人の愛情という名の執念に、観念したともいうのかもしれないが(笑)、)リクは信じられる大切なものを見つけられたのかな、と思う。 自分の人生は自分のものだけではないと思わせてくれる友がいるのなら、それだけで何度でも立ち上がれるのかもしれない。 シリアスな部分とコミカルな部分のバランスが絶妙で、一章から最終章までくまなく楽しませていただきました。 お気に入りのシリーズ作品だっただけに、完結が寂しく感じますが、SSいくつかあるようなのでそちらもまた楽しみにしています!
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satoriさん!『RIKU』にレビューありがとうございました!! おもえばSatoriさんが続きを読みたいって言って下さらなかったら、こうやって最後まで公開することも無かった作品です。 過去作品だったのですが、一話一話、ずいぶん描きなおして修正しながらの更新でした。おかげで自分の中での完成度も上がり(自己満足ではあるんだけど)それをエブの皆さんにも読んで頂けて、本当に良かった(;_;) そしてなにより二人の未熟な青年たちをず~っと応援してくださって嬉しかったです。 玉城って、よく観察したらリクよりもお子様でヘッポコ青年なんだけど、なぜかリクには好かれてしまうという、特殊能力の持ち主で(笑
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いああ、わたしにはリクみたいな子が敬遠されちゃうのがわかんないけどなあ。 でももしかしたら、見えにくいからなのかもしれないね。 ちらっと見える優しさなんかが、私にはすごくツボだったんだけど(笑) 突然出てきた璃久もすんなりだったよー。背景が見えてたからかな。たまちゃんに対してもあんな感じだったけど、不思議と悪い子なイメージもなかった。 多分あの子はあの子で、自分の役割のようなものをすごく意識してたんじゃないかな。 わがままなようで大人というか。一本気なとこもあるけどw 長谷川はあっちの璃久におちょくらられるのかなあ……。しかし綺麗な顔で迫られたらねwふふふ。 リクも悪戯っ子っぽい一面もあ
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