龍堂紫伯

面白かったですね。 ミステリアスな要素が散りばめられており、読み進めないと分からない『時系列の差異』は直樹とすみれ、二人の視点から見た事柄が同時に進んでいるのだと見事に錯覚させてくれました。最後の方になるまで、全く気付きませんでしたね。 小学生は無垢なものだと信じて疑わない・・・杉浦先生は、そんな理想的な考えを持つ教師の一人だと思いました。中には言葉で打ちのめして教師を退職させる小学生だっていますし、理想と現実を混同しちゃいけないのだと改めて思いました。

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