波留愛梨

辛口と 言うことで、心を鬼にしてレビューいたします。 2ページ目の15行目、 『変って来た』 『変わってきた』 でしょうか? いくつか気になる文章をピックアップしてみました。  1、【次第に、おれたちは疎遠になっていき、少しすると、ゴールデンウィークに入った。】 次第に?少しすると? どちらかを削るか、両方削るとスッキリするかと思います。 3ページ11行目 『ゴールウィーク』 『ゴールデンウィーク』 でしょうか?  2、【今から考えると、何で折り返し電話をかけなかったんだろう。おれの家は遅れていた。中学になってやっと携帯を持たせて貰った。  だから、あいつも家電から家電へかけて来てたんだ。】 あいつ、は携帯を持っているのに、何故家電からかけたのでしょう? 家が遅れていたという表現については、 不自然です。 他の友達はみんな持っているのに、中々買ってもらえなかった。 ではダメでしょうか? 3、【「幼馴染みに見捨てられた男子に、新たな仲間が加わりました~! それは──お前らだー!」】 誰のセリフですか? 主人公のセリフであれば、その表現は不自然です。 幼馴染に捨てられたけれど、これからはお前らが仲間だー。ではだめですか? まだ続きます。
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4、 【どんな気持ちだったんだろ? どんな気持ちで名前も名乗らず親の対応を聞いたんだろ? どんな気持ちでおれの家に何度も電話をかけたんだろ? そして、どんな気持ちでおれから返事が来ないことを──。  どう思ってたんだろ?】 どんな気持ちが何度も繰り返されておりくどいです。コンパクトにまとめましょう。 何度も電話がかかっていたと母から聞いた。 あいつはどんな思いで電話をかけたのだろう。こんな気まずい関係なのに……。 5、【「なぁー。チョコはどこ? お前要らないんなら俺が貰おうか?」 「うるっさい! チョコなんか知るかよ~! 教室に転がってるわ!」 「マジかよ。俺、貰いに行ってもい
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まだ続きます。 6【だから早乙女は、おれを引っぱたいた。  その家庭科部からのクラスチョコは、下級生たちから早乙女へ”本命チョコ”を渡す口実にされたのだとは、こいつは思わなかったのか? どこまでも鈍い奴だ。】 うーん。これも文脈がおかしいです。 早乙女が、引っぱたいた理由がわかりません。感情が高ぶるなら、感情表現を五感でいれましょう。 本命チョコを口実に、よりもダイレクトに本命チョコを貰って戸惑う姿を描くだけで、紛らわしさは減ると思います。 全体的に作文感が強いです。 また、一人称の小説ならば、感情表現は描きやすいはずです。 増やしましょう。 そして、二人が恋をしているならば、 序盤から匂
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