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嵐が来る
休☆
2016/8/5 11:28
序盤から既に不穏な空気が流れています。 読み進めるにつれ、主人公の感情が大きく振れ始める。 嵐が近づく描写とともに感情も溢れ、コントロールを失い自分の力でどうすることも出来ないと強調されているように感じます。 一方で冷静に自分を見ている主人公もいて、ハラハラと文中に引き込まれていきます。 切れそうな糸の上を歩くように理性と本能でゆらゆらと振れている様が、嵐の到来とともに大きく変わってしまう。 押さえこんでいたからこそ、溢れ出した時に大きくなってしまう。 ただの通り雨のような一時のものとは違い、嵐が大地を流してしまうように描かれています。(嵐が来る手前までのお話ですがその後を想像してしまいます) 主人公の未来に嵐が去った後、燦々と照る光を願います。 そして、相手の心に大きい傷跡として何か彼女の痕跡が一生残ればいい。 『あいまいな優しさは、きっと限りなく残酷だ。』 と表現されている通り、そのことを理解してほしいと思わずにいられません。 雨の香り、ノスタルジックにさせる成分でもあるのでしょうか。 現在を過去にしていく過程が鮮やかに描かれた素敵な作品です。 主人公は彼の元を去るのか、元の関係に戻るのか。 想像を膨らませるしかありませんが、どちらであったとしても嵐の後、二人の心にそれぞれにしか分かりえない何かが深く残るだろうと感じました。 素晴らしい作品でした。ありがとうございました。
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柴谷 潤
2016/8/5 12:18
ひすさ~ん、ありがとうございます。 感激のあまり、泣いてしまったです😢 まだ告知もしてなかったのに、いきなり、しかもこんなに素晴らしいレビューをいただいて、ほんっっとにありかたいです。 むしろ本編より劇的で、感動的なレビューです。うう。←泣いている😢 私の言いたいことをすべて書いてくださいました。 本当にありがとうございました。
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休☆
2016/8/5 12:33
潤さん~♪ 今回は1番乗りに間に合いました! ( 〃▽〃) 喜んでもらえて嬉しいです。 (*´ω`*) 本当に素敵な作品でした。 いつも情景描写が素晴らしくて、脳内映像も鮮やかです。
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