泣きました。 凄く難しい問題ですよね。 実は以前、今は亡き私の祖母が認知症と癌を患い寝たきりになった時は、父と母が交代制で24時間の自宅介護をしていました。 (父は既に定年して家にいました) 祖母がもう永くないと分かり、話し合いをして病院から自宅へ引き取ったのですが、それからの父母はいつも疲れた顔をしていました。 私は、働いていたのでたまにお手伝いをする程度でした。 周りは「やっぱり再度入院させた方が良い」と口々に言い、結局は両親が再び祖母を入院させ、それから数ヶ月後、祖母は病院のベッドで亡くなりました。 それが正しい判断だったのかどうか私には分かりません。 その後、父も他界し、今は母と二人で暮らしています。 幸いな事に母は、私が見る限りでは元気そのもので母自身も毎日、近所の方々と食事会に行ったりしています。 しかし、老いは誰にでも等しく訪れます。 もし、母が寝たきりになったら果たして私は、どうするだろうか…と、この作品をご拝読させて頂きながら深く考えてしまいました。 この作品に登場するお母様の様に私の母も何を置いても自分の事より私の事を心配してくれます。 作品をご拝読している途中でその事がだぶり、涙が溢れて止まりませんでした。 「沢田さん。誰よりも頑張り屋さんなんですよ。 娘に負担かけたくないから」 作品中で看護士さんが主人公に向かってこう言います。 自分が元気になりたいという事よりも先に娘に負担をかけたくないからリハビリを頑張るなんて…親の愛というのは、本当に無償でかけがえの無いものなのだと改めて実感致しました。 物語の最後で主人公がお母様を退院させ、 「私にはかけがえのない家族がいる。二度と後悔をしないように……大切な家族と、喧嘩しながらそれでも笑って生きていける。」 と強く思いますが、まさにその通りですよね! 今までの人生、いろんな事が有ってもこうして生きてこれたのも 一緒に笑ってくれる家族の笑顔が有ったからこそなんですよね! 大変恥ずかしながら溢れ出す感情を押さえられずに全く取り留めの無い支離滅裂な文章になった事をお許し下さい。 しかし、それほどまでに魂を揺さぶる本当に素晴らしい作品です。 こんな素敵な作品をお書きになる作者様とお近づきになれた事を私は大変光栄に思い、そして誇りに思います。 本当に本当に素晴らしい作品をありがとうございました!!
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素敵なレビューありがとうございますT_T 丁寧に読み込んでいただいて嬉しかったです。実はこないだ話した通り二度目の骨折をやらかしまして 今は入院中の母ですT_Tこれは1度目の入院の後書いたんです(^^;; 兎に角歩けるように今は祈るばかりでT_T にいださんの優しい気持ち沢山詰まったレビュー読んで なんだか感動しちゃいました。 本当に嬉しいレビューありがとうございますT_T感謝しています。

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