【コメント】

残想

最初の一ページで、その物語の中へ読者を難なく引き込んでしまう物語。そんな物語に出会うと、ものすごく幸せな気持ちになります。この残想はまさにそう。そして、引きずり込まれたまま、その独特な世界にハマり込み、この胸をぎゅっと絞られるような展開から離してもらえなるという……。本当に、これは妄想コンの作品なの？というほど完成され、奥深く、読み終わってもただ溜め息しか出ませんでした。花魁の言葉はもちろんですが、地の描写、すべてにおいてこの世界観に沿って選び抜かれていて、その巧みさに何度もうならせてもらいました。紅雀姐さんが「もみち」ってよぶ、あの可愛らしい響きとひと時の温かい時間が、なぜか読み終わってずっと心に残ったままです。その特異な世界で生きて、恋する気持ちを断ち切られていく女の情念が、至る所に散らばっていたせいでしょう。優しい言葉たちの余韻や、悲しい女たちの無念が、心にじんわりと響いて切ない、何とも素敵な短編でした。９９９９文字！素晴らしい！でも内容はゆうにその倍の濃さでした！改めて清水さんの才能を垣間見れて、やっぱり皆さんと同じように、鳥肌です(>_<)

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清水誉 2016/8/13 21:34

limeさーん、こんばんは( ´ ▽ ` )ﾉ只今、盆踊りの前夜祭の盆踊り（笑）から帰ってきた清水です。家族で踊ってきました^ ^ 笑いが取れたらいいなぁと分からん踊りも堂々と踊ってきました！こんな素敵なレビューをありがとうございます！こんな褒められて、犬なら今尻尾が千切れそうな程振り回してます（≧∇≦）今回二度目の時代物ですが、時代物は調べる事が楽しいです。こっちの方が現代物より好きかもしれません。

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