しゆ

まずは完結お疲れ様でした。 まさに 「大人の童話」的なお話(いや、決して変な意味での大人ではなく)。 全体的にはほのぼのとしていて、言葉遊びが大好きなワタシとしては作者様の言葉選びのセンスに 「キィィィィィ!!」 とハンケチを噛みたくなります。 ああもう、ソラちゃん、ウミくんのお店に行ってみたいと思わされる訳ですが、よくよく読めば、 「大人の童話」 と言わしめるダークさも感じられました。 即ち、この世界は物凄く端的に言えばソラちゃん、ウミくんの為に作られた世界な訳ですが、逆に言えばその理を乱そうとする存在や、干渉に対しては徹底的なまでに排他的です。 そしてその事を《疑う余地のない常識》として受け入れている大陸の人々。 他国の大臣を躊躇いなく排した場面など、ちょっと背筋に冷たいものを感じるシーンを織り交ぜつつも、全体的には非の打ち所のない 「童話」 として完成されている。 そのギャップをギャップとして感じさせないバランス感覚は流石の一言に尽きました。 ワタシが感じた事をつらつら語ると、何だかよくわからないレビューになってしまうのですが、とにかく 「面白かった」 「千冬作品に駄作なし」 その二点に集約されます。 この度は素敵な物語を拝読させて頂き、本当にありがとうございました。
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レビューありがとうございます。 おかしいな、ピュアな童話作家を目指したのに、どうしてもダークさが混ざるwww ようするに、世界は人間のためなんかにはないのよーって、ああ!やっぱりダーク!! 毎回、言葉をひねり出すのに血を吐きそうでした( ;∀;)

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