戸未来 辰彦

秘密を捨てないと、助からないかも知れない命。 それでもなお、秘密を選ぶ弟。 それは、彼が大切に思っている兄を傷付けるかもしれない秘中の秘。 この物語を読んでいて、オー・ヘンリーの名作『賢者の贈り物』を想起する。 兄は大切な弟のために、自分の将来を投げ打った。 弟は大切な兄のために、兄の夢を繋ぎ止め、命をも投げ打とうとする。 でも兄に秘密がばれたのなら、弟は助かって欲しい。 ハッピーエンドを願わずにはいられない。
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戸未来さん。 素敵なレビューありがとうございます。 オーヘンリーの「賢者の贈り物」 恥ずかしながら、読んだことはないのですが、児童文学の名作のようですね。 とても、興味深いです。 あ!青空文庫で見つけました! これは、読まないと! 博学な戸未来さんからは、知らなかった作品に触れる機会を与えてくださるので、刺激になります。 また、新しい世界が広がりました(´∀`*)
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