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侵食.26
Kim
2016/9/21 19:17
このお話を読んでいて、とても鮮烈に、『溢れる』という印象を受け取りました。 それは、月桂樹が浴びる月の光だったり、彼女から滴る鮮やかな赤だったり、人であることを『やめてやる』とまで思う彼女の痛烈な叫びだったり。 そして、月桂樹に浸食されて幸福そうな彼女の、ひどくなまめかしくて艶やかな様だったり。 上手く言葉で言い表せないのですが、作品から『溢れる』という感覚が洪水のように押し寄せて、直接に訴えかけてくるのです。 不思議ですが、でも、とても気持ちのいい感覚です。 これは、月夜が見せたひとときの幻想的な夢なのでしょうか。 いいえ、きっと彼女は、現実にその姿を月桂樹に取り込まれたのでしょう。 彼女の願いが叶ったのか、それとも月桂樹の願いが叶ったのか、どちらなのかは分からないのですが。 おどろおどろしい凄惨な場面であるはずにも関わらず、その描写はゾクゾクするほど美しくて。 どうやら、私はすっかり一目惚れをしてしまったようです。 この様子を、もっとずっと見ていたい、と思ってしまったのです。 きっと、何度も読み返しに来てしまうと思います。 素晴らしいお話を読ませていただき、ありがとうございました。
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あめ
2016/9/21 19:59
Kimさーん! こんな素晴らしいレビュー、自分には、もったいないくらいです( ; ; ) 普段書かないジャンルなので、難しくて… しかも、締め切りギリギリでしたので、眠気と戦いながら書きまして…(´∀`; ) 無残な結果になったと思っておりましたのに、こんなすてきなレビューを頂戴するとは、嬉しい思いでいっぱいです。 ほんとにありがとうございます! 。・゜・(ノД`)・゜・。
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Kim
2016/9/21 21:15
あめさん、このお話、本当に好きですっ!! 素敵過ぎて全然言葉が追いつかなくて、申し訳ないくらいです…^^; どなたかの素敵なレビューにもありましたが、昭和の幻想的な怪奇小説にも通じる、とても素敵な作品だな、とっ(o^^o) 加えて内田百間も、挙げさせてさせて下さいっ( ´ ▽ ` )ノ あめさんのホラー、とても私好みなので、ぜひ、もっと読ませていただきたいですっ(*^^*)
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Kim