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セミナーハウスの殺人、読ませていただきました。 のっけから名探偵臭がプンプンする人物の登場、主要人物と関係性の紹介、陸の孤島の完成、とまさに本格推理を地でいく小説で、すっかりとりこまれました。 冒頭の紹介文にもあるように、ベタな展開ですが、身元不明の焼死体が出たときは、ワクワクしました。 探偵役に入ってくる情報だけで解決できるように、とてもフェアに書かれています。 また、探偵が丁寧にリードしてくれるので、ゆっくり考えることができます。 私も、読者への挑戦を受けて立ったのですが、犯人特定のための最後の鍵は気づきませんでした。 文章も上手で、【序】の文章など引き込まれました。 久しぶりに本格推理で頭を使って、とても楽しかったです。 他の話も読んでみます。
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 レビューありがとうございます。  この作品は一言概要のとおり、「これいうのが本格ミステリーだ」と紹介するつもりで書いており、特に最初の「セミナーハウスの殺人」は本格を頻繁に読む人ならすぐに犯人が分かってしまう話です。  2話からはもう少し本格的らしくなるので、楽しんでいただければ幸いです。
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二話目以降も拝読させていただきました。 すべて読者への挑戦があり、とても楽しかったです。 ◆扇戸邸のささやかな密室 最後まで犯人は分かりませんでした。 二つの鍵にひっかかって、何が大事なのかを見落としました。 もしかしたら窪方明子はSTAPの方ですか?データ偽造を指摘してましたが。 ◆通り魔のいる街角 前編の解決で、声を出して突っ込んでしまいました。そのモヤモヤを後編で見事に回収されて、お見事です。 やられました。 ◆動機の取材 マンガにひっかかってしまいました。 読み返すとヒントはたくさんあったんですね。 また、他の作品も読んでみたいと思います。
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