丹一

それは「生命をまく人」だと思いました。 あめさん著『種まく人』を読んで、生き生きとした表現に眼を見張りました。 光の強弱、色の濃淡、樹々や花草の感触、そして主人公の胸の裡まで。 それはあめさんマジックとしか表現できない、オンリーワンの世界観です。 小説内で取りあげられている題材の造園業が、連載中の樹木医に繋がるので興味深いです。 樹木医は樹を治療する医師であると同時に、樹から生命力をもらう者でもあると調べていて知りました。 それを踏まえて考えると、主人公は生命をまく者であり、生命を与えられている「人」だと思います。 この大地に、「生命」をまく「人」なのです。 『種蒔く人』と聞くと思い浮かぶのが、独特なポーズをしたミレーの有名な絵画です。 これは聖書を題材としたものだと聞きます。 蒔く人とは「神様」で、種とは「神の言葉」だといいます。 それでいくと、あめさんという作家は、「言葉」という生命を蒔く神様なのだと思いました。 神様のまいた言葉、ぜひ貴方も愛でてください(ΦωΦ)
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ネコさん。 おはようございます。 昨日公開してすぐ寝てしまったので、起きたらこんなすてきなレビューを読むことができて、幸せです(´∀`*) いつか「種まく人」というタイトルで作品を作ってみたかったのです。 あのミレーの絵画、素敵ですよね^ ^ 単純に種を蒔いてるだけじゃないんだろうなぁと色々想像してまして^ ^ ロボットも使ってみたかったので、今回SFというジャンルに挑戦してみました(/∀`*) いつもあたたかく見守ってくださり、ありがとうございます。 こうやって尊敬するネコさんに褒めていただけるのは、最高の喜びでございます(´∀`*)

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