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冥途食堂で末期のめしを
藤白 圭
2016/10/8 21:38
冥途の出口にある食堂。 この設定だけで、ご飯が何杯もイケちゃうくらい。 しかも、この世の知識を全て網羅しているであろう冥途の十王の一人である泰山王に「極上の美味」を注文すれば、前世の記憶を持ったまま生まれ変わらせてくれる。 って。 確かに、前世の記憶なんて無くったっていい。 ただ、自分が美味しいと感じた「あの味」が食べられれば、それだけで幸せに生まれ変われる人。 生まれ変わりたくなんかない人。 色んな人間がいるものですが………… 小気味のいい会話とテンポの良さに、うんうん頷きながら読み進めた後での、まさかの感動! あぁ。 その味にはどれもこれも叶わないだろう。 その味の発想は、彼にしかなかっただろう。 けれど、悲しみからの温かみ。そして慈しみ。 全ての愛情が注がれた極上の味。 まさにソウルフード! 「めいどありっ!」 この言葉を流行らせたい。 そんな気持ちにさせられた物語。 御馳走様でした。
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丹一
2016/10/8 21:47
快紗瑠さん、素敵なレビューありがとうございます。 そうだよね。まぁ、おれも長く店を開けているけど、人の幸せって考えちゃう時があるんだよ。 えっ、似合わないって? お客さん、それは言いっこなしですよ。 それでお客さん、まだご注文を聞いていませんが。 おお、それはまた珍妙な注文で! 少々お待ちを。 おれが腕によりを掛けてつくりますから。 またお客さんには来店して欲しいからね。 えっ、迷惑だ? お客さん、それは言いっこなしですよ(ΦωΦ)
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