(応援)ご無沙汰しております! この度、エブリスタの企画イベント『みんなで作るおすすめ作品特集』で、 よりたくさんの皆様にこの作品をお読み頂きたいと思いまして、再レビューさせて頂きました! いやぁ、お見事です!大変、感心致しました! 実は、私も以前、BL小説を読む機会が有ったのですが… 読んでみまして同じ恋愛小説のはずなのに、男女間の恋愛小説とはまた違った独特のムードを持つジャンルなんだなぁと感心した記憶が有ります。 それは恐らく同性間の恋愛が、異性間の恋愛と比べると、どこか秘密めいた…まるで禁則事項を破るような蠱惑的な雰囲気を持つものからなのかも…私個人的には思えます。 今作の主人公は、 自分の野心の為、審査員の嗜好を利用し、まんまとエリート街道をひた走る事に成功する…つまりは、主人公が周囲の人間を踏み台にしてのし上がって行く、ある種の『ちょっと歪んだサクセス・ストーリー』として描かれます。 人間の野心、野望というものは天井知らず…。 一つの野心を達成した主人公は更なる高見を目指して行くのかと思いきや…いやはや!! すっかりヤラれてしまいました! まさかラストの1ページで物語そのもの全体像が、ひっくり返るとは! このオチは本当に秀逸ですね! この作者様は、心の揺らぎや移ろいの心理描写が凄く巧みです! それと何と言いましても、リズミカルで流麗な文章! そして、音楽業界の専門用語がそこかしこに散りばめられ、そこがまた物語にリアル感と深みを与えています! いやはや、凄いです! 単なるBL小説に留まらずにサスペンスのテイストをも持ち合わせた優れた作品ですね! ありがとうございました!!
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