奥畑梨奈枝

Jumping 音数を合わせて書いているように思いますが、途中でリズムが崩れたりと、かえって読みづらく感じました。もっと箍を外せば表現の幅が生まれるのかなと思います。 Piano Man タイトルから堅い感じの詩かなと構えましたが、読みが外れました。いじけた少女を宥めるような詩でした。ドビュッシーの月の光を聴いているのでしょうか。かなしい音階ながら穏やかで優しいという曲調が詩にも反映されていてよかったです。 Mother Nature 壮大なタイトルですが、小躍りしながら歌うような詩でまたまた読みが外れました。小春日和の暖かさに、飛ぶモンキチョウに、春の良き日を思い出しているのでしょうか。自然をドラマチックに楽しむ「私」の気持ちが伝わってきました。 Harmony 「強く優しい獅子となる」というフレーズは韻もリズムも良く印象に残りました。 全体を通してファンタジックでなおかつ親しみやすいので、読まれやすい作品だと思います。普段こういった作品を読む機会があまりなかったので、新鮮な空気を吸ったような気分です。ありがとうございました。
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