絢川るな

読み終えて画面から目を離すと心の中で様々な思いが交錯して、しばらくは現実に戻ることができませんでした。 まるで突然白昼夢から放り出されたかのように…。 過酷な状況下で出会い、闇の組織の中を共に生き抜いてきた坂木と陽。 私の持っている言葉では二人の繋がりを表現しきれないように思いました。 お互いがお互いを命に代えても守りたいほどに思い、必要とし…実際に坂木の為に自身の命を投げ出した陽。 しなやかで優しくて、純粋な陽に相応しい最期だったと感じました。 本当は死んでほしくはなかったし、切なくて泣けて堪らなかったので、いつまでも坂木と生きていく陽を想像してみたりもしましたが、 やはりあの最期でしか陽は救われなかったと思います。 自分が包んで守っていると思っていた存在に、実際は守られていたのだと気づかされることってありますよね。 そばで見守りたいという強い気持ちは、実は自分が依存していたり、心の拠り所にしていることの裏返しなのかも…。 ハードな内容のはずなのに、儚い霧の向こう側の映像を観ているような、正に白昼夢のような物語でした。 最期になりましたが、辰巳の存在とプロローグ2のマキの登場がとても重要な役割を果たしていて、読み手の心も救ってくれたような気がします。 limeさんの処女作は、とても重みのある心に深く残る作品でした。 ありがとうございました(*^^*)
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るなさん~、白昼夢にレビューを頂けると思っていなかったので、とても感激です(;_;) これはコッソリUPしよう・・・と、宣伝もせずにまとめ更新していたのですが、るなさんにこっそり、「どうでしょう><」と訊いた記憶がありますw るなさんが楽しんでると言ってくださったので、最後まで更新できました。 感謝です! 読者さんは多分とても少ないと思うんですが、それでもこんなに深く、彼らを慕ってくださる読者様に出会えて幸せでした。 そうなんですよね~。坂木は最初から最後まで、いろいろ悔やみっぱなしなんだけど、陽にとってこんなに幸せな出会いも、そして最期も無かったと思うんです。 この組織のことは、善とも悪

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