早川素子

現在の日本社会を元に未来を想定した、なんとも新しい改革。タイトルから想像していたものとは全然違っていて、斬新な発想に脱帽しました。こういった、物語の中で自分で制度や法を考えて書くということが私にはできない技なので、羨ましくもありました。 もし、こんな日本になったとしたら、私はいくつまでまともな生活ができるのだろう。そもそもまともな精神で生活できる人がどれほどの数いるのだろう。そんなことを考えて読んでいました。 “自分が他人と違っている、他人よりも優れていると思うのは狭い世界を生きている証拠。逆に、劣っていると感じるのも” という一部省略抜粋してすみませんが、この文章は私の中で一番好きな文章でした。 たしかに、劣っていると思い込んでいる人たちの希望にもなるし、変に勘違いした人たちの鼻っ柱をくじいてもいる。世界は広く、そして、思ったよりも“その他大勢”が多いことを指しているのは面白いです。だからこそ、その中の変わっているものに目を向けることも大事だったりするな、とか。これは書き手の目線でしょうか。 本編で伝えたいものとはきっと別なところに意識を奪われながら読んでいました。 多くの人が憂えてばかりいる今の日本社会の未来を、斜め上から見たような作品。とても面白かったです。 そして、レビュー下手ですみません。笑
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素子さん、素晴らしいレビューをありがとうございました!全然下手なんかじゃないです! 他人よりも――の件の部分は、僕自身が何かに行き詰まったら、そんな風に考えて気持ちを立て直したりしてます(*´ー`*) 劣ってなんかないと。けっこうマイナス思考なもので(-_-;)笑 この作品を読んでくれた読者が、それぞれの解釈で新しい妄想を広げてくれれば、作者としてはとても嬉しいです。 素子さんの作品も、これからどんどん読ませて頂きますね!(^_^)
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私も、よく思います。世界の広さに比べたら、私の悩みなんてちっぽけなもんだって思うのと似ている気がします。同じくマイナス思考でしたので、悩んでばかりいた気がします。こういうことを、エッセイやコメントで伝えるんじゃなく、ちゃんと物語に乗せてさりげなく遣われていることが素敵だなって思いました。私も負けずに書きたいですね。 ありがとうございます。私も、ちょこちょこねこじたさんの作品、読ませていただきます!

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