書籍化おめでとうございます! 早速、ご拝読させて頂きました! 凄い!凄すぎます! 1ページのみ、それも主人公の一人語りのみの作品なのですが、 静かな狂気がひたひたと忍び寄ってきて、とても掌編とは思えぬほどの…ある種の『凄み』すら感じます。 とにかく、自分が愛してやまないママの言う通りのレールの上を歩き続けてきた主人公。 母親の方も我が娘を愛するあまり、あれやこれやと口を挟み、導いてきたのでしょうが… その結果、ほとんどの事を自分で判断できない人間が出来上がってしまった…。 確かに『恐怖』も有るのですが、その背中合わせに主人公の『悲哀』も感じましたね(汗) とにもかくにも、1ページという限られた範囲の中で一人の女性の半生を克明に見事に描ききった作者様の文章力にすっかり脱帽です! この先、主人公はどのような人生を歩むのでしょうか。 思考に事欠かない優れた…そして、驚愕の傑作です! ありがとうございます!!

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