かおる

自分がひさだったら…?と想像した時に、一人の女性として、あまりに酷すぎると胸が傷みました。 人は見た目ではないという言葉が空々しくきこえるほど、容貌の美醜が人生を左右させてしまう。 目の見えぬ主に仕えることで、気持ちだけでも、ささやかな、人並みの女の幸せを求めていたのかもしれません。 それが夢ですら叶わぬと知った時、主の血肉になることで遥かな孤独からようやく逃れることができたのでしょう。 旦那さまだけはずっと一緒にいてくださる… 最後の一言に背筋を寒くさせられました。
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素敵なレビューをありがとうございます(^ ^) そうなんです、そうなんです! 目の見えぬこの人なら、私を受け入れてくれるかもしれない――優しくされてきたから(優しくした方はそれほど優しくしたつもりはなかったでしょうが)余計にそう思っていたのに、受け入れられなかったときの悔しさ、寂しさ。 それがひさの最後の言葉には込められていたのです。実際のところ、決して甘やかではない響きが、その声にはあったのです。 いただいたレビューを拝見すると、それを感じ取って下さったようで、とても嬉しいです。 ありがとうございました(^ ^)

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