患者の独り語りに、ひきこまれるように読み進めてしまいました。 語り口がとてもリアルで、目の前で話を聞いているようです。 一体何者なのか、どうしてこんな姿になってしまったのか… 最後には明かされるわけですが、いつもながら、えっ!?と思わず声を出してしまいたくなります。 色の対比も素晴らしいですね。 冒頭の赤から、病室の白。 白い世界は狂気の序章というのでしょうか。 そんな予感を孕み、徐々に色を浴びていく。 血のような、焔のような、憎しみのような、赤へ。 こわいもの見たさと言うのでしょうか… 見てはいけないけれど、見ずにはいられない… そんな世界です。 この物語は、悲しみを伴った闇が生み出した狂気の世界。 一度足を踏み入れたら、戻れません。 ぐいぐい腕をひかれてしまいますから。 これからお読みになる方は、覚悟を持って、扉を開けてくださいね。
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あめさん。 重々しくも皆がある意味狂っている作品を読んでくださり、更には素敵なレビューまでありがとうございます。 あめさんの透明感のある素敵なオーラが、禍禍しいオーラに汚染されていないか心配ではありますが…… どうにもこうにも救いのない物語ではありますが、このように深いレビューを頂けて、嬉しいです。 シリーズ物として書こうと思っていたので、なんだか背中を押してもらえた気がします。 他の連載が終わり次第、〇〇号室シリーズも、ちょこちょこ様子を見ながら書こうかなぁと思います。 いつも感謝です!
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シリーズですか! それは、楽しみ! こわいですけど、ついつい読んでしまいます^ ^ また、お待ちしておりますー( ´ ▽ ` )ノ

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