僭越ながらレビューさせて頂きます。 物語の構成力が素晴らしく、冒頭から最後まで、物語の世界に入り込んでしまいました。 特にラスト数ページのネタ明かし。まさかそう来るとは……全く気が付けませんでした。 途中なのに、思わず冒頭から読み返してしまったほどです。確かに家族の事とか、風花の語られない現状とか、伊織の不思議な言葉や行動が納得できます。 そして、全てを知った後に風花の事を想像すると、胸が締め付けられる様でした。切なく、涙を誘います。 それと同時に、伊織の底抜けの優しさが伝わってきました。 それから、重要なアイテムである万華鏡。この不思議な世界観を映し出す物として、これほどピッタリ合う物は、他には無いと感じます。色とりどりの映像を映し出す万華鏡は、思い出を映し出す描写に合い、覗き込んだ風香のイメージが浮かび上がりました。 この世界観を余す事無く伝えてくれています。 読者を引き付ける展開が練り込まれ、謎を忘れず、切なさと温かさを運んでくれる作品です。ファンタジー好きにも、ミステリー好きにも、切ない恋模様を見たい人にも、あっと驚く展開を期待する人にも、全てが楽しめる秀逸な物語です!
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タッくんさま! 小説と呼んでいいのかすら分からない、シナリオもどきにまでこんな素敵なレビューをありがとうございます><; よくよく考えると、謎な行動が多い風花。 子供の頃から寄り道王で、しかもテストの答案を親に見せる前に売るとか!普通なら何年もそんなことしてたら親が詰め掛けてくるはずです(笑) そういった現実の部分にばかり目が行かないように二人の関係をフォーカスしつつ、それでもなんだかちょっと現実離れした違和感を残したりと……。微妙なバランスで組んでいった話なんですが、そういった細かい部分まで感じ取ってくださってありがとうございます! 文字書くのが苦手なので、いつもプロットがっちり作った
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そう、バランスが凄いのですよ(゚∀゚) 謎に気付かせず、それでいて話に深みを感じさせ、驚きの着地点へと持って行く! 構成力の高さが素晴らしいです!
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