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カタルシス・カタストロフィ・ラブ
有栖川 露陰
2016/12/19 23:11
軽妙洒脱な語り口でかなりエグい事がさらりと描かれるので、始めは笑って良いのかそれとも顔をしかめて良いのかよく分からなくなりました。 しかし、生と死、聖と俗、清と濁、心地好さと心地悪さ、相反する色々なものが渾然一体となってダイナミックに描き出された風情こそ、まさに聖都ベナレスの佇まい、悠久なるガンジスの姿そのものではないか? と思い至った時、初めてこの作品の輝きに気付きました。 世俗の言葉の中から、神聖な物語を紡ぐのはまさにダンテの業ですね。
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ダァクマドン今川(恩知ず全般呪詛)
12/31 10:01
レビューありがとうございまする! コミカルぽいシリアスやインドは意識しましたが 舞台だけでなく作品そのものもガンジス河が象徴とは 深い考察ですな! ダンテと言えば
/_novel_view?w=23154057
は タイトルや表紙絵が神曲最後で ベアトリーチェも意識した内容ですぜ!
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有栖川 露陰
12/31 11:29
読み終えたあと、頭によぎったのが『暁の寺』の最後辺りの場面の「それこそはベナレスだった」という文言だったのです。 ありがとうございます!ドレの挿絵ですね! 早速読ませて頂きますm(_ _)m
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