有月 晃

こんにちは。クリスマス企画参加者の有月 晃(ウヅキ コウ)です。 過日のメッセージのやり取りでも少しお伝えしましたが、私は基本的にBLを嗜みません。歴史小説の劇中で戦国大名が小姓を……みたいに物語の一要素として見掛けることがある程度です。 なので、「? なんでこの和哉って人物は主人公から距離取ったんだろ?」とか首を捻りつつ、スルスルと読み進めた訳です。すると、文面から既に大人の色気漂うイケメンパティシエが登場してですね、おぉ…… そうなのですか…… という感じでした(照れるので、かなり端折った)。短編の宿命と言いますが、出会った二人の恋愛の過程が省略されて、一気に結末へ収束していきます。 この省略された部分、きっとイロイロあったであろう主人公の心理とか、周囲(主に弟)との関わりとか、そのへんも物語としては美味しいはずで。読んでみたい様な、いやいや、このままそっちへ目覚めて良いのか、オレ?みたいなこちら都合の勝手な葛藤とかもあったり。 愛は対象を選ばず、と言いますか。こういう事もあるから人生面白いし、小説が生まれるんですよね。 さて、なんだかまとまりないレビューになってしまってますね。少し内容に触れますと。オーソドックスな一人称視点のモノローグ、そして登場人物との会話というシンプルな構成で展開する物語に、スルスルと引き込まれました。 導入部、大学という新たな環境に飛び込もうとしている青年の、地に足つかない心情の描写の時点で、凄く小慣れているというか、読み易い文体だなと。馴染みないジャンルにも関わらず、すんなり読了出来ました。 企画って、普段目にしている範囲外の作家さんの作品に出会えて、ビックリ箱というか福袋というか、こういう楽しさがありますよね。恋人を失う悲哀と、それを乗り越えた先にある希望が提示され、切なさとともにジンワリ暖かい読後感でした。有り難うございました。
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有月さん☆こんにちわ♪ ☆Merry Christmas Eve☆ 嬉しいレビューを、どうも有り難うございました♪ クリスマス企画モノでBL小説ww 初めに二条センセからお話を貰った時、ラブコメにするかBLにするかで悩んだんですよね。 と言いますか、ラブコメかBLしか、書くコトが出来ない次第ですww で、結局BL( ̄▽ ̄)ノ 10000字までの規定というのは、あおいのとってこの上ない拷問でした。 どうにも長くなっちゃって。 それから一人称というのも、大いなる苦手要素でございます。 で、何で一人称を選んだんだろ(゚_。)? 彼らの来し方行く末は、いつか違うかたちで描けたら……そう考えてお
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