有月 晃

クリスマス企画参加者の有月 晃(ウヅキ コウ)です。 こんばんは。 今回の企画は「クリスマス」×「めくられないカレンダー」というお題で、全体的に悲しい要素を取り入れた物語が多かったです。そして、この作品はその中でも最右翼の一つです。 誰からも一線を引いていて、主人公をなかなか受け入れようとしない彼。その理由は序盤で早くも明かされます。もうこの時点で来たるべき結末にある程度の予測を立てて、心に予防線を張って、感度抑え目モードで読み進めた訳ですが。 ホワイトクリスマスに象徴されるこの物語の純粋さは、私の想定を軽く超えてきました。奇をてらわない、清澄な文章で描かれる二人のたどり着いた最期。 こういった物語のディテールにグダグダ言うのは無粋というもの。ただただ、この結末に寄り添って、その悲哀の片鱗だけでも噛み締めたいと思います。 美しい物語を、有り難うございました。
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素敵なレビューありがとうございます!(。´Д⊂) あやさんからも「結果が見える」と辛口コメントいただいて反省中でしたが、晃さんのレビューに心の中は(嬉しさで)号泣です。 こんな拙い文章に素敵なレビューありがとうございます。 未熟者の私ですが、どうぞこれからも仲良くしてください(’-’*)♪
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桐生さん こんにちは。有月です。 ミステリー小説とかだと「結果が見える」のは致命的になり得ますが、今作の場合はそうでもないのでは?と思います。 むしろ、その結末に向けて純度の高い、澄んだ文体で綴られる過程にこそ、この作品の価値の多くがあるのではないでしょうか。妙にひねったり、ミスリード要素を散りばめる様な小細工は、今作には不要かと。 悲しい物語をストレートに、堂々と書かれていて、むしろ清々しいくらいでした。この企画を機会に、お互い次作に磨きを掛けられたらと思います。ではでは、今回はこれくらいで。
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