清瀬 美月

くーちゃんの声音が発色するとどんな色になるのでしょうね。 すれ違ったり通り過ぎたり、授業だったり、アナウンスだったり。 行き交う声が色づき始めると世界はどんな風に見えてくるのかな、なんて思いました。 最初の作品は「失う」というタイトルで色はWhite。 白にもたくさんの白があって、他の人にはわからなくても自分だけにわかる白の変化があるのかなと思いました。 その時々によって温かくなったりひんやりとしたりと、変化するのかもしれませんね。 求める声のOrangeは、切なくて。 声が宙を飛びまわる、舞う、という表現がとても軽やかで。 笑顔の記憶すら読み手にも伝わってくるようで、センチメンタルな気持ちになりました。 聴覚過敏という症状は、想像もつかないくらい辛いものなんでしょうね。 愛しさも聞こえない世界とは、どれだけ究極の世界なのでしょう…。 その中でも見つけた(Orangeに登場する人物の声の主だったり)自分にとって癒しの声はどれほど貴重なものなのか、すごく胸が痛かったですです。 くーちゃん、今回もまた『女詩会』に参加してくださりありがとうございました。 コメントが出来なかったくーちゃんももうすぐ19歳。 きっと楽しい学生生活を送っているのかな、なんて思っています。 来年もくーちゃんにとって素敵な一年になりますように。 いつもいつもありがとう。 心からの感謝をこめて。 清瀬美月。
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