僭越ながらレビューさせて頂きます。 前半は可愛らしい老夫婦に癒され、暖かい気持ちで読み進めました。 そしてキーワードとなる『夢のアルバム』が登場し、一気に物語へと引き込まれます。 本当の幸せは何なのか? 夢の中に自分を閉じ込め、理想だけど偽りの世界を生きる。 もの凄く魅力的ですよね。とくに強い感情を覚えたり、心が折れそうになった時などは、現実から逃げたくなります。 それを儚く、切なく、それでいて暖かみまで感じる物語へと、素晴らしい構成力で表現されています。 八百比丘尼ですよね。読み終えた後に気付きました。 永遠の命……それを手に入れるならば、私なら永遠の強い精神力も欲しいなあ…… とても面白い作品です!
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いつもながら丁寧なレビューをありがとうございます!! なるほど!永遠の強い精神力なら私も欲しいです。 どんな不幸も不満も耐えしのぐことができるとしたら、それこそが永遠の幸せかもしれません。 ネタばらしをすると、お察しのとおり、八百比丘尼とそれから、パンを踏んだ娘をモチーフにしました。 深く読み込んでくださって本当に感謝です!

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