僭越ながらレビューさせて頂きます。 いきなりですが、最後の言葉。 「お前らしく生きろ」 この言葉を見て、多くを想像してしまいました。 恐らくは、死んだ兄が漏らした言葉。この作品の展開から、助けてくれない兄としか印象がなかったのですが、一気に印象が変わりました。 兄は比較対照としか書かれていないのに、優しいイメージか浮かび上がります。 けいの頭をゆうが優しく撫でる。こんな描写まで想像してしまいます。 物語はテンポがよく、構成も秀逸なため、楽しく拝見することができました。 そして、胸に突き刺さった描写があります。 それは、父親の言葉とけいの心理変化。 死んだ人には敵わない。この気持ちは私も同じで、敵わないと持っています。 他界し、記憶にしか残らない人は、嫌われてない限り美化され続けます。 それを、父親は止まっているとハッキリ言葉にされていました。ここが素晴らしい! 変化できる自分に、兄は勝つことが出来ない…… そんな考えもあるのかと、目から鱗でした! 私の、作品の幅か新たに広がりそうです。 とても面白く、作者様の手法が光る作品です!
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タックン、レビューありがとぉぉ!!! 懐かしい話へのレビューで、そーいえば、寡黙で見下したような不器用な親父が一番美味しいところ持っていきやがったなと、レビューで思い出しました←おい タックンの作品に幅が広がる刺激となれたこと。 この快紗瑠自身も嬉しく思います! お互いにこれからも刺激しあって頑張ろうねー!!

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