kくろおる

全て計算しつくした構成は秀逸です。 冒頭からの文で、読者はどうしても有加里に感情移入してしまいます。 もちろん、そのように仕組んであるわけですが、微妙な雰囲気が見え隠れする演出に、これまた読者は不穏に思います。それは、何かを知っていそうな発言を繰り返す成瀬の存在です。この物語を動かす重要な人物であることはわかりますが、それがどの方向に転ぶかが、この話の最大の楽しみであります。 あいにく僕の予想は大きく外れ、完全に裏をかかれました。 思わず「まじか…」と言って、戻って、読み直してしまうほどでした。 素晴らしい作品をありがとうございました。とにかく読んでください。みなさんにおすすめしたいです。
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くろおるさん、レビューをありがとうございます。 最初は、旦那が死ぬ予定だったのですが、文字数制限の壁にぶち当たり、嫁死亡の可哀想な結末になってしまった作品で、自分でも、どう転ぶのか。 予定外の展開になってしまいました(笑) ええ。 自分も……「まじか」と呟いて、一万文字ギリギリラインで完結出来た作品だったので、むしろ、レビューの方が秀逸というオチ。 いつも細やかに読んで頂けて、くろおるさんには頭が下がります。 巧い作品も書かれる方は、レビューも巧い。 参考になります!

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