あおい 千隼

レビュー失礼致します。 まず初めに。 本作品の素晴らしいクォリティー。文句なしに最高のお話です。 日々を何気に送る男子校生に女子高生。 ゲームセンターで遊ぶ光景など、まさにありふれた日常を送る少年たちに、壮絶な恐怖と悲しみ、そして苦痛と絶望が訪れました。 一通の黒い封筒。 それは地獄への招待状でした…… 本ご作品の突出した良点は、なんと言いましても奇想天外な仕掛けや謎かけです。 ホラー要素満載の描写は、臨場感にも長けており、目を隠したくなる程にリアルです。 最後まで何が起こるか解らない…… 誰もが恐怖に怯え、それでも立ち向かう少年たち。 いつしか団結と友情が生まれ、そして恋の薫風さえ心に吹き抜けてゆくのでした。 ひとり、またひとりと、脱落者が消えてゆくなか、最後まで無事生き延びて、生還できる者はいるのでしょうか。 あの青くひろがる大空をこの目にするまで、決して諦めてはならないのです――― 有り難うございました。
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