─どうして、空のような青い色を、薄花桜というのでしょうね… 彼はまだ、その問いに答えられてもいないというのに…。 愛する人を、大切な想いを、幸せな未来を、どうか奪わないでほしい。 お国のためにと戦地へ向かう人たちは、それを見送る人たちは、本当に戦争を望んでいるのでしょうか。 これは名誉なことだと、本当に心から喜べるようなことなのでしょうか。 わたしなら喜べません。 大切な人と離れたくない。死にたくなんてない。 もし見送る立場になったとしても、笑って見送るなんてできない。 行かないでほしい。そばにいてほしい。そばにいることが叶わなくても、生きていてほしい。絶対に死んでほしくなんてない。 好きな人がいて、大切な人がいて、その人と時を過ごしたいと、そばにいたいと、会いたいと思う気持ちは、その想いは、奪ってほしくないと、守られているものであってほしいと、そう強く思いました。 平和な日々を過ごせることは、とても幸せなことで、この平和は守らなくてはならないこと。 そして、その平和を守るのは、誰かがしてくれることではなくて、この世界に生きる人全ての、誰もが、一人一人が持っているはずの大切な役目だと思います。 とても考えさせられました。 多くの人に読んで、考えてもらいたいお話です。
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戦地へ赴く兵士たちは、家族や、大切な人たちを守りたいが為に、その一心で武器を取ったのではないでしょうか。故郷を破壊されない為に。 見送る人は、戦争という形で守られることなど、決して望まなかったと思います。けれど、それを言葉にしてはいけない時代。 とても悲しい時代でした。たくさんの悲しみに溢れた時代でした。 戦争がもたらすものは何であるか。それを私たちは胸に刻んでいなければならないと思います。 閲覧とレビュー、ありがとうございました(*´ー`*)
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