実際にありえそうなギリギリのラインのお話です。 何というか、子供って大人から学ばなければ際限なく道を踏み外していくのがよく分かる作品だなって思いました。 世間を知らない。 自分の価値観で物事を判断する。 大人は馬鹿だと思い込んでいる。 自分達は賢いと思い込んでいる。 教育という名のモノが、世間の圧力に負けて力を失ってきているんだ。 体罰、モンスターペアレント、懲戒、世間体 あらゆる抑止力が教育を弱体化させてきている。そんな中で育つ子供が、正しい価値観を育まずに大人に片足を踏み入れる。大人でも子どもでも無い中間地点。その頃が1番不安定で、危ないのだ。 善意と無邪気と悪戯と悪意。これらがない交ぜになっているのに、これらを受け止め、制御する器はあまりにも小さい。
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カイёさん、深いレビューをありがとうございます。 本当にその通りですよね。 物事の良し悪しが分からない。 常識がない。 ただ机上の勉強は出来ても人間的な成長をしていない。 そんな彼らをどうコントロールしていくか。 社会にいる人間みんなが取り組まなければいけないことだと思います。 根っこの部分まで読み取ってくださり感謝です。

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