言っとくけどな・・・そんな混じりっ気の多い作品ばっか読んでちゃあ・・・脳が溶けるぜ? 読んでトリップしたけりゃ、こういう作品を読め。 前に言っただろ?ああ・・・コラ? この作者は凄えんだよ。 世の中の風景の一部分だけバチッと切り取ってゴールドの額縁に納めちまう・・・。 そしてなあ、余計な言葉がねえんだよ。 全てが・・・それだけで読み手が想像できる・・・そう・・・読み手の想像力に委ねる作風なんだ。 加川さんとさくらさんは・・・何歳くらいと思う? ほう・・・20代後半? 俺は、30代半ばと見た・・・。 中高のガキなら10代、20代前半と思うかもな・・・。 加川さんが失われた夾纈染めを追い求める・・・。 それは若さからの情熱かもしれねえし、もしかしたら大分薹が経った頃かもしれねえ。 でもな、それは読み手が思い描くことなんだ・・・。 そうすることによって、物語に溶け込み参加することが出来るんだ・・・。 今時の、名前にもフリガナ振ったり、イケメンだ、美女だ、巨乳だ何だかんだと言う押しつけがましい作品とは土台が違うんだ・・・。 そして・・・背景の美しさに想いを馳せてみるがいい・・・。 それだけで・・・俺は肴はいらない・・・。 今晩は、この作品を読み返しつつ・・・緩めの燗酒・・・そうだな・・・梅ヶ枝がいい・・・。 こいつで冬から春への夜を楽しむ事としよう・・・。 じゃあな、相棒! (有)ユウさん、素敵な作品です♪ 今も、シングル・モルトを楽しみながらこの作品を読み返しました。 加川さんとさくらさんの微妙な関係が素敵です。 素敵な作品を有難う御座いました。 新田 遼 拝
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新田さんのハードボイルドレビューを続けていただく、こんな幸せはそうありません! 年度末の仕事中でなけりゃ、何杯でも呑んじゃうところです。 読み手さんの想像に任せる、これは若い読者さんには不親切なのかもしれませんが…なかなかスタイルを変えることができません(笑) お察しの通り、加川は30代半ばの設定です。 さくらさんも30前後かな。 肴はいらないっていうのは最高の褒め言葉、すごく嬉しいです。 梅ヶ枝いただきます← 本当にありがとうございます!
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